第三章 さとりの種 第一節 清らかな心 一、人にはいろいろの種類がある。心の曇りの少ないものもあれば、曇りの多いものもあり、賢いものもあれば、愚かなものもある。 善い性質のものもあれば、悪い性質のものもあり、教えやすいものもあれば、教えにくいものもある。 例えていうと、青・赤・黄・白、色さまざまな蓮の池があって、水中に生え、水中に育って、水の表面に出ない蓮もあれば、水面にとどまる蓮もあり、水…
おしえ 第一章 因縁 第一節 四つの真理 一、この人間世界は苦しみに満ちている。生も苦しみであり、老いも病も死もみな苦しみである。怨みあるものと会わなければならないことも、愛するものと分かれなければならないことも、また求めて得られないことも苦しみである。まことに、執着(しゅうぢゃく)を離れない人生はすべて苦しみである。これを苦しみの真理(苦諦くたい)という。 この人生の苦しみが、どうして起こる…
第三節 信仰の道 一、仏と教えと教団に帰依する者を、仏教の信者という。 また、仏教の信者は、次に説く戒律と信仰と布施と智慧とを持っている。 生きものの命を取らず、盗みをなさず、よこしまな愛欲を犯さず、偽りを言わず、酒を飲まない。この五つを守るのが信者の戒である。 仏の智慧を信ずるのが信者の信であり、貪り、もの惜しみする心を離れて常に他人への施しを好むのが信者の布施である。さらに、因と縁の道理…
第二節 さまざまな道 一、さとりを求めるものが学ばなければならない三つのことがある。それは戒律と心の統一(定じょう)と智慧の三学である。 戒とは何であるか。人として、また道を修める者として守らなければならない戒を保ち、心身を統制し、五つの感覚器官の入口を守って、小さな罪にも恐れを見、善い行いをして励み努めることである。 心の統一とは何であるか。欲を離れ不善を離れて、次第に心の安定に入ることで…
第二章 実践の道 第一節 道を求めて 一、この宇宙の組み立てはどういうものであるか、この宇宙は永遠のものであるか、やがてなくなるものであるか、この宇宙は限りなく広いものであるか、それとも限りあるものであるか、社会の組み立てはどういうものであるか、この社会のどういう形が理想的なものであるか。これらの問題がはっきりきまらないうちは、道を修めることはできないというならば、だれも道を修め得ないうちに死が…
第3節 仏のたとえ 一、遠い昔、棄老国(きろうこく)と名づける、老人を棄(す)てる国があった。 その国の人びとは、だれしも老人になると、遠い野山に棄てられるのがおきてであった。 その国の王に仕える大臣は、いかにおきてとはいえ、年老いた父を棄てることができず、深く大地に穴を掘ってそこに家を作り、そこに隠して孝養を尽くしていた。 ところがここに一大事が起きた。それは神が現われて、王に向かって恐ろ…
第一章 さとりへの道 第一節 心を清める 一、人には、迷いと苦しみのもとである煩悩(ぼんのう)がある。この煩悩のきずなから逃れるには五つの方法がある。 第一には、ものの見方を正しくして、その原因と結果とをよくわきまえる。すべての苦しみのもとは、心の中の煩悩であるから、その煩悩がなくなれば、苦しみのない境地が現われることを正しく知るのである。 見方を誤るから、我(が)という考えや、原因・結果の…
第三章 仏国土の建設 第一節 むつみあうなかま 一、広い暗黒の野原がある。何の光もささない。そこには無数の生物がうようよしている。 しかも暗黒のために互いに知ることがなく、めいめいひとりぼっちで、さびしさにおののきながらうごめいている。いかにも哀れな有様である。 そこへ急に光がさしてきた。すぐれた人が不意に現われ、手に大きなたいまつをふりかざしている。真暗闇の野原が一度に明るい野原となった。…
沼田恵範師の業績仏教聖典中「もろ人のために」の内容が1266版令和2年発行本ではすべて削除されていたのでこちらに追補して沼田師がじかに監修した昭和60年237版を復刻した。ほかの237版仏教聖典ページでも復刻部分をカラー文字で示した。 https://hougakumasahiko.muragon.com/entry/9.html https://hougakumasahiko.muragon.…
沼田恵範師の業績仏教聖典中「もろ人のために」の内容が1266版令和2年発行本ではすべて削除されていたのでこちらに追補して沼田師がじかに監修した昭和60年237版を復刻した。ほかの237版仏教聖典ページでも復刻部分をカラー文字で示した。 https://hougakumasahiko.muragon.com/entry/9.html http://hougakumasahiko.cocolog-n…
第二章 生活の指針 第一節 家庭のしあわせ 一、災いが内からわくことを知らず、東や西の方角から来るように思うのは愚かである。 内を修めないで外を守ろうとするのは誤りである。 朝早く起き出て口をすすぎ、顔を洗い、東西南北、上下の六方を拝んで、災いの出口を守り、その日一日の安全を願うのは、世の人のするところである。 しかし、仏の教えにおいては、これと異なり、正しい真理の六方に向かって尊敬を払い、…
第一章 人のつとめ 第一節 出家の生活 一、わたしの弟子になろうとするものは家を捨て世間を捨て財を捨てなければならない。 教えのためにこれらすべてを捨てたものはわたしの相続者であり、出家とよばれる。 たとえ、わたしの衣の裾(すそ)をとって後ろに従い、わたしの足跡を踏んでいても、欲に心が乱れているならば、その人はわたしから遠い。 たとえ、姿は出家であっても、彼は教えを見ていない。 教えを見ないも…
遠き世の母と電話で語らいき疾早(はや)く会いたし夢のまた夢 梅一輪雨水の風に温(ぬ)くまるる 彼の岸の母に逢いたし春日かな 三年(みとせ)とも三百年(みももとせ)とも云わざりき燃草(もぐさ)の煙絶えずあらなむ
【忘るまじきは民の父母(ちちはは)2.13福島沖震度6大地震】 hougakumasahiko.hatenablog.com/entry/2021/02/16/205434 【父母の親心大慈悲恩重経】 必見!緊急イビデンス【目覚めよ日本人 vol.23「イカれてる!!マスク強制?わく●圧力…」】 youtube.com/watch?v=zKRZGLooZbk 生でも不活化でも同じ。ワクチンはただ…
https://hougakumasahiko.muragon.com/entry/127.html 前のエントリーに掲載した冗長なる駄文を添削いただいて簡潔に美しく体裁をお整えいただき紙面へご掲載くださいました有難きお骨折りのご恩に謹んで衷心より感謝とお礼申し上げる次第です。令和3年2月20日豊岳正彦拝 第1回 1月7日 あけましておめでとうのあいさつは大みそかの夜が明けて陽が昇る日の出とと…
明けましておめでとうの挨拶は、大晦日の夜が明けて陽が昇る 日の出とともに新年の元日が始まるという意味です。 元旦の旦の字は日の出を形で表し、これは大昔から続く 月の暦即ち太陰暦の日本語言霊です。 明治6年明治新政府は月齢で数える旧暦太陰暦から 西洋の1日24時間で真昼を正午12時と定め12時間後の 真夜中に日付が変わる新暦太陽暦に切り替えました。 以後現在の真夜中の真っ暗な24時ちょうどに 1…
【菅総理は憲法を守って直ちに放送法を廃止せよ】 我那覇真子チャンネル 「12/15 StopTheSteal.us不正選挙を許さない国民運動 記者会見」 youtube.com/watch?v=cdrUYocufFY 豊岳正彦1 時間前(編集済み) 真子様ありがとうございます。アメリカには建国の時から憲法と軍法があります。憲法が不能の時軍法が働きます。防弾チョッキとヘルメットとロシア大使館や日本…
南無父母不二佛護国靖国大和魂捨身施ご先祖大慈悲菩薩さま クリスマスの前にハンブルグ領事館で亡くなったデルタフォース5人とCIA1人のアメリカ国民様を全員殉国の英雄として合衆国大統領トランプさんにアメリカ国旗栄誉葬を執り行ってほしい。 人は亡くなったらみんな仏様です。 明治天皇は日清日露戦争で亡くなった日本国民将兵を一人残らずご自分でお名前を記帳して涙を流して靖国神社へご奉祀なさった。 乃木将軍は…
【放送法廃止と消費税法廃止が世界を戦争から救う】 スポーツ報知へ投稿「放送法廃止消費税法廃止が地球を救う」 blog.goo.ne.jp/hougakumasahiko6th/e/f48a03ff2415690df2de486ff25dd5bd 【11/25生配信 ペンシルバニア州議会不正選挙公聴会について】 youtube.com/watch?v=KFIGMyaaH5U 豊岳正彦 1 秒前 「…
母の大慈悲三つ子の音魂以心伝心阿吽の言霊【桃太郎】 山岡鉄舟先生が明治になって東京にコレラ菌感染症が流行して寄席や歌舞伎の興業禁止令が出たときに自宅に呼んだ落語師匠三遊亭円朝に桃太郎を語らせて「お前は舌で語って心で語っていないから話にならない。我が母は心で桃太郎を語ってくれた。舌を無くして心で桃太郎を語れるようになるまで修業せよ」と禅の公案を与えて参禅稽古をつけたおかげで円朝は当代随一の落語名人…